童謡『牛若丸』の歌詞
唱歌『牛若丸』は、1911年(明治44年)の『尋常小学唱歌 第一学年用』に掲載された、文部省唱歌の一つです。
作者は、作詞作曲ともに不明です。
牛若丸とは、源義経のことで、歌詞では、この牛若丸と武蔵坊弁慶が京都の五条大橋で出会った際のことが描かれています(ただし、出会いの場所は諸説あります)。
歌詞
京の五条の橋の上
大のおとこの弁慶は
長い薙刀ふりあげて
牛若めがけて切りかかる
牛若丸は飛び退いて
持った扇を投げつけて
来い来い来いと欄干の
上へあがって手を叩く
前やうしろや右左
ここと思えば またあちら
燕のような早業に
鬼の弁慶あやまった
唱歌『牛若丸』