マキバオーの続編とその後

最近、マキバオーの続編と言っていいのか、新しいマキバオーと言うべきなのか、従来のマキバオーの新作である『たいようのマキバオー』という漫画を読んでいる。 もともとが『みどりのマキバオー』で、新作が『たい…

二十億光年の孤独とくしゃみの効果

詩人の谷川俊太郎さんの代表作に、『二十億光年の孤独』という詩がある。僕は谷川俊太郎さんの詩をそれほど熱心に読んできたほうではなく、あまり多くの作品は知らない。詩集は一冊持っているだけだ。 この詩も、だ…

「つまらねェ冒険なら、おれはしねェ」

ずいぶんと前に一度挫折した、ワンピースを今さらながら読み進めている。50巻を越えた。 ようやく音楽が得意なブルックが仲間になった。昔、ワンピースを途中で挫折し、しばらく経って、今のワンピースはどうなっ…

北条民雄の童話

北条民雄 北条民雄という小説家が気になり、随筆を読んでみたく、岩波文庫の彼の書いたものが収録されている本を買った。北条民雄の言葉の断片を、SNSでたまたま読んだことがきっかけで興味を持ったので、もとも…

モグラやツバメがかわいそうな『親指姫』

少しずつ童話を読もうかなと思っていたこともあり、先日、アンデルセンの『親指姫おやゆびひめ』を初めて読んだ。子供の頃に、絵本で読んだことがあったかもしれないが、原作自体は初めて読む。 作者のアンデルセン…

岡崎京子『リバーズエッジ』 感想と名言

岡崎京子と『リバーズエッジ』のあらすじ 岡崎京子さんは、東京都出身で、1963年生まれの日本の漫画家である。作家性のある作品を発表し、高く評価される。 しかし、1996年、夫と散歩中に、ひき逃げによる…

若林さんの旅エッセイの感想

本を読むきっかけは、ドラマ『だが、情熱はある』 オードリーの若林さんが、キューバ、モンゴル、アイスランドなど海外を旅し、その様子を綴った紀行文に『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』という本があ…