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若林、M-1審査員発表後初のラジオ

今年のM-1の審査員で、個人的に一番のサプライズがオードリーの若林さんだった。これまでお笑いに点数もつけたことがなく、卑屈さも持っている若林さんが、M-1の審査員を引き受けるということは、上の世代の人が行ってきたことを継ぎ、責任を引き受ける、その腹を括ったんだろうな、と思うと、世代の近い人間としても、感動したし、格好いいな、と思った。

審査員発表後初のラジオは、M-1前日ということの不安や昂揚もあってか、結構色々と話していたように思う。オファー自体は、一ヶ月ほど前で、引き受けるかどうか、相方の春日さんやラジオスタッフ含め、誰にも相談しなかったそうだ。春日さんにだけは、今後のオードリーにも関わってくることだから、春日さんが、「ちょっと…」と思ったら、やめようかとも思ったと言うが、相談する勇気が出なかったと言う。

その春日さん自身は、ラジオ中、若林さんのM-1審査員の話をとても嬉しそうに聞いていた。「行け行け」という気持ちだと、素直に喜んでいた。その雰囲気がよかった。

とにかくラジオでは、若林さんが、腹を括って引き受けた様子が伝わってきた。

──わかっているんだよ、歴史も長いからね。始まる前も、終わった後も3日間くらいは、ああだこうだ言われる。そこまでが仕事。もう、本当にね、そういうもん。腹くくればいいかっていうことだから。

──俺なんかが、と思えばいくらでもだし、俺がやるんだ、と思えばいくらでもなんで、その両方を持ったままいくものじゃないですか。

俺なんかが、と思えばいくらでもだし、俺がやるんだ、と思えばいくらでも、だから、結局、その両方を持ったままいく、というのは、新しいことに挑戦する際の色々なときに当てはまりそうないい言葉だなと思う。