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ドラクエ3の性格診断が辛辣だった

ドラクエ3を、また最近始めた。ついこの前全クリしたばかりだったが、新しいリメイク版が出たので、どうしても欲しくなって、こちらも一からのスタート。

HD-2Dのゲームは、初めてちゃんと行った。グラフィックが美しい。かつ、僕はゲームには結構酔う方で、ドラクエ11は、画面酔いもひどかったことから、基本的にドット絵で行っていたが、HD-2Dのドラクエ3は、それほど酔わないので助かる。Switch版だが、テレビ画面に映していたら、最初一瞬違和感があって酔いそうになるものの、慣れるとすぐに平気になった。

さて、ドラクエ3の冒頭では、勇者が性格診断を受ける場面がある。崖の淵に立ち、目の前には、大きくて綺麗な滝が流れ、神様のような天からの声が聞こえてくる。天の声から、「はい」「いいえ」の選択式の質問をいくつもされ、あるシーンでの行動も加味され、結果、性格が伝えられる。

この性格診断は、勇者の今後の成長とも関わってくるらしく、重要なポイントらしいが、僕はあまり深くは考えずに、素直に答えていった。この性格診断による天の声のセリフが、結構辛辣で笑えた。

最初は、褒めてくれる。「頭が良くて、回転が早い。」「話していても楽しくて、きっと人気者でしょう。」そうかな、嬉しいな、と思う。しかし、途中から、雲行きが怪しくなり、最後は、芯を抉ってくる。「しかし、あなたは人よりも賢いので、他人のことが馬鹿に見える。あなたは人を小馬鹿にしている」「うまくやっていると思っているでしょうが、みんな気づいています。でも、みんなそのことを言いません。あなたを傷つけることを知っているからです。出来るだけ、人を馬鹿にするのはやめましょう。でなければ、あなた自身が馬鹿にされてしまいます。」

単なる性格診断以上に、繊細な部分をついてくる。「あなたは人を小馬鹿にしている。隠しているつもりかもしれないが、みんな気づいて言わないだけだ」など、毒舌占い師なみの厳しい指摘だった。

また、このリメイク版の映像の美しさゆえに、余計にシュールだ。昔の、ドット絵の雰囲気だったら、もうちょっとフィクション要素が強かったのかもしれない。

勇者、初っ端絶望である。

勇者が、辛辣な性格への指摘を、青空の下、美しい滝の前で言われている光景は、なかなか面白い映像だった。