歌詞考察

あいみょん「強がりました」歌詞の意味─素直になれないゆえの後悔の歌

選出楽曲は、色々な解釈が可能でかならずしも失恋ソングに限らない曲も含め、悲しみに合う曲となっています。

あいみょん「強がりました」歌詞の意味─素直になれないゆえの後悔の歌

力強い歌声と音色で裸のままの心を歌う女性シンガーのあいみょんさん。あいみょんさんの失恋ソングに、強がりゆえに別れを選んでしまった「強がりました」があります。

仲が良く、傍から見れば完璧に映っていた二人の間に、いつしか見えない壁が生まれていた。気づいたときにはもう、距離は戻らないところまで広がっていた。

後悔はない、と自分に言い聞かせながら、それでも心のどこかでまだ引きずっている。この曲には、素直になれない「強がり」の奥にある本音が滲んでいます。

以下は、そんな「強がりました」について、歌詞の意味や解釈も交えながら考察したいと思います。

完璧だった二人と分かれ道

歌詞の冒頭では、恋人に捨てられ、追いかけることもしなかった主人公の女性、という状況が描かれます。

あたしを捨てたあなたは馬鹿で
あなたを諦めたあたしはアホ
二人は完璧なはずだった
幸せに頷いた夜もあった

出典 : あいみょん「強がりました」

かつては運命の二人のような、完璧な関係性だと信じていた夜もあった。

しかし、気づいたときには、すれ違いが膨れ上がり、互いのあいだに壁ができている。

そして、黒と白の分かれ道が待っている。この分かれ道とは、付き合い続けるか、それとも別れるか、ということでしょう。

この別れ話のときには、二人は睨み合っていた。あんなに完璧な、笑い合っていた二人だったのに。

もう後悔してないけど──

このときに選んだ道(別れ)ではない、もう一つの道(それは恋人との結婚だったのかもしれません)も悪くなかったのかなと、後悔はしていないと言いつつも、気持ちがこぼれます。

あぁ あなたを愛してたなんて
嘘だと言いたい
もう後悔してないけど
選ばなかった道の運命も悪くなかったのかな

出典 : あいみょん「強がりました」

まだこの時点では、後悔をしているわけではないんだと、ほんの少し強がりも滲ませています。

後悔していると自分で認めてしまったら、感情が一気に溢れてしまうから、別に後悔はしていないけどあっちの道を選んでいたらどうだっただろう、とちょっとだけ思ったりする。

先走りすぎた気持ち

二番では、先走りすぎた気持ちがあなたを苦しめた、ということを歌います。

この「先走りすぎた気持ち」とはなんだったのでしょうか。

先走りすぎた気持ちは
当然あなたを苦しめたことでしょう
二人は完璧に忘れてた
本当の幸せを忘れてた

通りすぎた過去の記憶に泣かされて
目の前には片付きすぎた部屋
強がりはやっぱり損ね
傷つくこと知ってて言葉を吐いた

出典 : あいみょん「強がりました」

なにかがあって不安になり、きっとこう考えているに違いないとか色々と想像しては決めつけて、彼を責めたことがあったのでしょうか。

ほんとうは甘えたかっただけなのに、そばにいてほしい、寂しいと言いたいだけなのに、強がってしまって、感情とは裏腹な言葉を投げつけてしまったのかもしれません。

そして、それが別れに繋がっていってしまったのでしょうか。

もう一度、私と恋をして

ずっと強がりで隠してきたものの、強がりではない素直な悲しみの感情を吐露します。

あぁ あなたを愛してた
本当嘘なんかじゃない
もう後悔ばかりの日々
なにもなかったように現れてほしい

出典 : あいみょん「強がりました」

もう後悔はしていないというのも強がりで、本当の気持ちは、今でも好きで、去っていったあなたに、なにもなかったように現れてほしいと願ってしまう。

もう二度と強がらないから、もう一度私と恋をしてほしい、と心から叫びます。

この感情を吐露する場面の歌詞に、「あなたを手放した」という表現が出てきます。

冒頭にも、「あなたを諦めた」とあり、また分かれ道で選ぶことができたということからも、全く問答無用で振られたというわけではなく、彼女自身も自分の気持ちに素直になれずにこの道に向かっていってしまった、強がらなければ違う道を選ぶこともできた、という背景があったのかもしれません。

だからこそ、「強がりました」というタイトルになっているのでしょう。

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