ゆずの失恋ソング集──君と出会えてよかった
アコギの音楽と言えば、「夏色」に代表されるような軽やかさと儚さとが共存する、邦楽のフォークデュオであるゆずが浮かびます。
これは特に初期の曲に言えることかもしれませんが、ハーモニカやピアニカなど素朴な音楽と何気ない日常や季節感を歌った歌詞も多く、失恋ソングも、青春ソングも、ゆずの曲は肩の力が抜けながらも優しい風のように寄り添ってくれます。
サヨナラバス アルバム『ゆずえん』
イントロも美しく、初期のゆずを象徴する胸を締め付ける別れを歌ったミディアムバラード。
タイトルの「サヨナラバス」という言葉には、去りゆく相手と、どうしようもない運命を表すような詩的な響きがあります。
素直になれなかった自分への後悔や、飲み込んでしまった言葉へのもどかしさが、二人の澄んだ歌声に乗って静かに心へ染み渡ります。
桜木町 アルバム『1〜ONE〜』
横浜の桜木町という具体的な舞台背景が、失恋の記憶をより鮮明に描き出している一曲です。
二人で出した結論としての別れを受け入れつつも、心の奥底では「本当は離れたくなかった」という本音が揺れ動いています。
思い出が詰まった馴染みの景色のなかで、いつかこの痛みも薄れていくことへの寂しさと、それでも前を向こうとする決意が交錯する。
未練と自立の狭間で揺れる感情が、街の空気感とともに美しく表現されています。
しんしん アルバム『リボン』
冬の雪景色と、遠ざかっていく二人の思い出が切ないバラードソング。
彼女の悲しみに気づけず、別れが訪れてしまった。今も残るほのかな後悔も、楽しかった思い出も、しんしんと降る雪が包み込んでいく。
そんな美しい描写と、「君と出逢って 人を愛する苦しさを 喜びを知りました」という言葉が胸を打つ失恋ソングです。
春風 アルバム『ゆずイロハ 1997 – 2017』
春の訪れとともに、心の奥にしまっていた過去の恋がふと蘇る瞬間を歌っています。
季節の変わり目に吹く風が、かつての記憶を鮮やかに連れてきてしまう。そんな抗えない感情の揺らぎが繊細に綴られています。
あのときこうしていれば──という後悔を抱えながらも、最後には「君と出会えてよかった」という感謝を歌う。
もう相手には届かない言葉だと分かっていながら、今の自分だからこそ言える想いが響く、切なさに満ちた楽曲です。
Apple MusicやSpotifyといったスマホで聴くサブスクも便利ですが、さまざまな情報の喧騒から離れ、静かにお気に入りの音楽に浸りたいときには、アナログのレコードもおすすめです。
レコードならではの温もりある、柔らかな音色は、優しい一人の時間をもたらしてくれます。
レコードというと、色々と機材を揃えないといけなかったり値段が高いということから、初心者には敷居が高いというイメージもあります。
でも、手頃な値段で、これさえあれば、といったようなものもあるので、思っていたよりも簡単にレコードのある暮らしは始めることができます。
たとえば、上のオーディオテクニカのレコードプレーヤーは、初心者におすすめとして名前の挙がるプレーヤーの一つ(僕が買ったプレーヤーでもあります)で、これは、その下のBOSEのスピーカー(アンプ内蔵スピーカー)などとの組み合わせによってレコードを聴くことができます。
また、スピーカーなどの内蔵された一台で聴けるレコードプレーヤーとしては、ION Audioのプレーヤーなどもあります。
これは、レコードプレーヤーだけで聴ける、というのも魅力ですし、暖かい見た目もおしゃれなことから、インテリアとしても馴染む一台だと思います。
