あいみょんの失恋ソング
あいみょんは、2016年にデビューした兵庫県出身の女性シンガーソングライターです。
どこか懐かしさを感じさせるノスタルジックなメロディと、真っ直ぐ心を貫くような力強い歌声によって紡ぎ出される、独自の音楽世界。
悲しみや未練など、心の叫びを素のままに歌ったような失恋ソングも魅力で、彼女の歌は、うまく言葉にできない感情を代弁してくれるようです。
恋をしたから アルバム『瞬間的シックスセンス』
恋をしたことによって、自分のなかに生まれた新しい感情がある。空が今まで以上に美しく見えたり、明日という日が心待ちになったり──恋が与えてくれるきらきらとした輝かしさは、恋をしなければ決して知り得なかったものです。
しかしその一方で、恋をしたからこそ、空が寂しく映ることもある。明日への漠然とした恐怖が生まれることもある。誰かを真剣に想うということは、これまで自分のなかには存在しなかった喜びと悲しみ、さまざまな感情や景色をもたらしてくれます。
あなたとともに重ねてきたかけがえのない思い出の数々。そして、失恋し、諦めなければならないという現実もまた、恋をしたからこそ味わう深い悲しみです。その切実でリアルな痛みが丁寧に歌われる、あいみょんならではの失恋ソングです。
強がりました アルバム『tamago』
後悔ばかりの日々 なにもなかったように現れてほしい──仲が良く、傍から見れば完璧に見えた二人の関係に、いつの間にか壁が生まれ、気づけば距離は遠くなっていた。恋人に振られ、頭では諦めようとしているのに、心のどこかでまだ引きずってしまっている。そんな女性の複雑な内面を描いたあいみょんの切ない失恋ソングです。
別れを受け入れたふりをして、後悔なんてないと自分に言い聞かせながら、それでも心の奥底ではまだもがいている。「強がり」という言葉に込められた、そのままの感情の揺れが伝わってきます。
初恋が泣いている アルバム『瞳へ落ちるよレコード』
数ある恋のなかでも、こんなにも真剣に、こんなにも深く愛したことはなかったと心から思えるような、本物の「初恋」。その初恋がついに終わりを迎え、ともに過ごした日々の記憶が色褪せることなく残り続ける——そんな想いを、初恋そのものの視点を交えながら歌った楽曲です。
初恋の人への拭い去れない感情が、今も静かに胸に残っている。その悲しみを「初恋が泣いている」という擬人法的な表現で描くことで、感情の重みがいっそう深く伝わってきます。
あれほど真剣だった初恋と、その別れを、もう忘れてしまいたいという葛藤、その切なさが胸に沁みる一曲です。
鯉 シングル『ハルノヒ』
ああジーザス こんな結末を誰が予想しましたか──思わせぶりな相手に恋をしたものの、気づけば片思いのまま終わっていた、そんな失恋が背景にあるのでしょうか。泣きながらではなく笑い飛ばすように歌ったアップテンポなカップリング曲です。
切なさのなかにも振り切ったような明るさがあり、じめじめとした未練よりも、どこかすがすがしさすら感じさせる独特の雰囲気が魅力で、うまくいかなかった恋を歌い上げる、あいみょんらしい真っ直ぐさが光る一曲です。
こちらでは、あいみょんだけでなく様々な邦楽の片思いや失恋ソングを纏めています。
