弱小校で効く青特「意外性」の効果【パワプロ / 栄冠ナイン】
誰からも期待されていなかった存在が、まさかの大活躍を見せる。そんな「意外性」は、野球などスポーツの面白さの一つだと思う。
野球で「意外性」というと、個人的には「8番キャッチャー」のイメージがある。
子どもの頃、父親が野球中継を見ながら、ある8番打者に対して「このバッターは意外性があるんだ」と言っていた。僕はそこで野球における「意外性」という言葉を知った。
栄冠ナインにも、この「意外性」という特殊能力がある。
意外性には、ざっくり言えば、試合後半の接戦、あるいは負けている場面で、走者がいるときにパワーがAになるという効果がある。
試合にスタメン出場し、5回以降に同点、または試合終盤で負けているか同点だと、走者がいるときにパワーがAになる(もとがA以上だと変化なし)という効果がある特殊能力。
接戦のとき、パワーが低かった選手が、突然パワーAになる。相手からすれば驚きしかない、まさに意外性そのものと言っていい効果である。
この能力は、チームがまだ弱小校や中堅クラスで、パワーのないバッターも多いうちは結構活きる場面があるかもしれない。
ただ、ある程度チームが強くなってくると、パワーの上昇幅自体に意外性を感じにくくなってくる。BがAになったところで、普段から優しい人がほんの少しだけ優しくなった的な微細な変化にしか見えず、誰にも気づかれない上積みになってしまうと思う。
そもそも僕自身、意外性をそれほど好んでいないということもあり、全く重視していない能力の一つではある。「意外性」より、効果や堅実さ、言葉の響き的にも「アベレージヒッター」のほうがいい。
とは言え、まだチームが弱いときにはこういった選手の存在が試合終盤に活きてくる可能性は十分にあると思う。
ちなみにこれは完全に余談だけど、「意外だね」というのは果たして褒め言葉だろうか。
文脈や言い方によるにしても、「もう十分あなたのことを知っていると思っていたのに、まだ知らない一面があった」というニュアンスが含まれているとしたら、それは少し嬉しい言葉のようにも聞こえる。
ただ、以前読んだ記事では、女性から言われる「意外に〜だね」という言葉について、男性はそれがいい意味なのかどうか悩み、あまり素直に褒め言葉として受け取れない、という声が紹介されていた。
確かに他人に「意外に真面目だね」「意外に部屋が綺麗なんだね」などと言われると、元々どんな印象を持たれていたのかが気になってしまう、ということもあるのかもしれない。