君が星こそかなしけれ

ゴイステのなかで好きな曲の一つに、『夜王子と月の姫』がある。「世界の終わり来ても、僕等ははなればなれじゃない」というサビの一節を筆頭に、綺麗な歌詞の静かなバラード曲で、カラオケでもよく歌っていた。 こ…

やぎさんゆうびんの歌詞の考察

子供の頃に耳にし、印象に残っている、しろやぎさんとくろやぎんのやり取りを歌った童謡の一節。 「しろやぎさんから おてがみついた くろやぎさんたら よまずにたべた」 この歌は、詩人のまど・みちおさんの詩…

正しいことを言うときは──(『祝婚歌』)

正しいことを言うことが、必ずしも「正しい」とは限らない。 それは、「正しさ」というものが、時代や立場によっても違うから、ということだけでなく、「正しさ」という絶対的な担保によって、他者へ向けた言葉の速…

二十億光年の孤独とくしゃみの効果

詩人の谷川俊太郎さんの代表作に、『二十億光年の孤独』という詩がある。僕は谷川俊太郎さんの詩をそれほど熱心に読んできたほうではなく、あまり多くの作品は知らない。詩集は一冊持っているだけだ。 この詩も、だ…