仕方がないこと、どうにもならないことは“諦める”
生きていると、どうにもならないこと、というのがある。「大人になる」ということは、この「どうにもならないこと」の経験を積み重ね、向き合い方を学んでいく、ということでもある。どうにもならないことの一つの例…
生きていると、どうにもならないこと、というのがある。「大人になる」ということは、この「どうにもならないこと」の経験を積み重ね、向き合い方を学んでいく、ということでもある。どうにもならないことの一つの例…
深夜に目が覚めた。毎晩のことで、いつも何度か目が覚める。それでも昔と比べたらずいぶんと眠りはよくなった。薬ももう飲んでいない。目が覚め、おぼろげな意識のなかで、ベッドの横に置いてあった読みかけの漫画を…
久しぶりに会った親が、何かメルカリで売れそうなものがないかということで、実家に残っていた僕が子供の頃に集めていたカードゲームなど懐かしいおもちゃの類を紙袋に入れて持ってきた。袋には、カードゲームの他に…
音楽に興味を持つようになってまもなくの中学生の頃、ときおり母親の車のなかで『ロビンソン』が流れていた。 母親が好きなミュージシャン、ということが、僕がスピッツを初めて意識したきっかけだった。とは言って…
幼稚園や小学生など子供の頃は、男子は足が速いとモテる、といった謎の現象がある。 あれは一体なんだったのだろう、と大人になっても不思議に思う。自分の記憶を辿ってみても、確かに、幼稚園の頃は足が速い男子が…
詩人が主題の映画 詩人のヴィスワヴァ・シンボルスカが、詩人というのはなかなか映画などの主人公にはならないといったような話を、ノーベル文学賞の記念講演のスピーチで語っていたことがある。シンボルスカは、ポ…
最近、詩人の中原中也に関する本をぱらぱらと読んでいる。 中原中也は、今からちょうど100年ほど前の日本を生きた詩人で、30歳という若さで亡くなっている。 早くに死んだ、というよりも、中也の人生を最後ま…
好きなネタ 個人的にネタが好きなお笑いコンビに、ザ・マミィという人力舎所属の芸人がいる。 ザ・マミィのネタは、題材が絶妙で、人間味も詰まっていながら、毒もなく素直な心地で笑える。 彼らの好きなネタの一…
蝶々というのは、なんとなく春から夏にかけての生き物という印象があった。寒い冬を越え、春の訪れとともに羽化し、蝶々たちが、お花畑を飛び回っている。俳句の季語としても、「蝶」だけの場合は、春の季語に当たる…
最近、少しずつ童話を読もうかなと思っていたこともあり、先日、アンデルセンの『親指姫おやゆびひめ』を初めて読んだ。 子供の頃に、絵本で読んだことがあったかもしれないが、『親指姫』の原作自体は初めて読むと…